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サントリーオールド(酒・日本のブレンデッド)

OLD is NEW。今日は歴史を掘り下げて、一本のウイスキーを見ていきたい。

1950年発売のサントリーオールド。当時は高級酒というカテゴリで、飲めること・ボトルキープすることがエリートのステータスだったようだけど、1960年代のトリスバーブーム、1970年代の経済成長期から、段々と庶民でも飲める酒になったそうな。70年~80年代初頭まではサントリーにとっての稼ぎ頭だったようだね。

で、今回手元にあるのが、これ。

Old_01

さすがに1970年代以前のものは手に入らなかったのだけど、OLDなオールドファン向けに簡単な見分け方を書こう。まず最初に「特級表示」のボトルは、1989年4月の酒税法改正以前のもの。次にサントリーの場合は所在地が「堂島浜通2丁目」と書いてあれば1979年以前、「堂島浜2丁目」と書いてあれば1979年以降だ。画像の左二本は、特級ボトルで堂島浜2丁目。1979-1989年のボトル。そこから先はラベルデザインで判断する。左のボトルは紋章がブラウンで首元のラベルが大きい、これは1985年までのボトル。中央のボトルは紋章がブラックで、首元のラベルが小さい、1986年以降のボトルだ。(過去のサントリーCMを参考に判断)

Old_02

という所で、見分けが付いた古いほう(1979-1985)ボトルと、現行ボトル(2008-2011)を飲み比べてみた。

▽1980年代前半のサントリーオールド

香りはモルト感が濃く、ハニー&シェリーな印象。アルコール感はおとなしく熟成もそれなりにしている。味わいはビックリ、想像以上にリッチで旨い。後味は若干熟成不足で舌に刺さるけど、ストレートでも十分に飲める、杯が進む。後味はピート感が薄いので締りが弱く、ちと残念だけど甘いウイスキー好きならコレは旨い。 濃い目のトワイスアップにすると美しく輝く。水割りにしても味は崩れないね、さすが。ロックにすると飲みやすくなるけど、甘みとモルトの上質さが隠れるのでもったいないかも。総じて、なにこれ旨いぞ。と。ビックリ。

▽2011年のサントリーオールド

香りはモルト感がある、昔に似せてるんだと思う。しかし、ハニー感があまり無くて、むしろオークの樽香が強い。おかげでフレッシュな雰囲気があるんだけど、んー、リッチではない。アルコール感が強くて熟成が足りないし、これでは安酒…。後味はピートの弱さは以前通りだけど、だいぶ改善されたクリアさで評価できる。総じて香りの部分にカナリ「造られた」印象を受ける。今の「技術力」なのかもだけど、ストレートで飲むと不自然な印象。ロックにするとアルコール感も抑えられて、香りも崩れないので意外と美味しい。なんか「割る前提」で作ってるなコレ。カミュVSOPの新ボトルと同じ設計で「氷を入れても香りが崩れない」に注力してる感じ。なんにしてもハイボールとかそっち視点なんだろうなぁ…。

方向性が違うので単純な比較は出来ないのだけど、酒質という点で言うと120%、80年代の方が旨いw 今のオールドは1500円位だから、そもそもラインとして価格設定が違うという話かもだけど。。。保存状態の良い旧ボトルをみつけたら、美味しいので飲んでみ見てほしい。オススメ!


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コメント

初めまして。
大変興味深い記事ですね。
私もウイスキーから始まり、泡盛の古酒で熟成による、旨味の違いを
発見して以来、特に瓶熟にハマっております。
ことダルマ、リザーブは年少、失礼青春期の憧れ大人の飲み物でした。
特級ラベル表示のウイスキーは、やはりコンディションが良い場合
現行品より美味しい(趣と申しますか)、香り、喉こしなど
顕著に現れますのでしょうか?

投稿: 美酒乱 | 2011-11-11 17:57

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